2019/10/22 13:03

【商品紹介】


商品名=「手紙」


【初代通天閣とは?】

皆さんは、大阪にある通天閣をご存知ですか?また、現在の通天閣は「2代目」と言う事をご存知でしょうか?


※現在の通天閣は1956年に完成しました。




「初代通天閣」は、凱旋門の上にエッフェル塔を乗せたイメージで作られたと言う斬新な発想。

今から100年以上前、明治45年(1912年)に完成し、昭和18年(1943年)に火災により部分的に消失した事が原因で残念ながら解体されてしまいました。

明治時代は「和」と「洋」が綺麗に混ざっている状態。

紳士服を着た男性と、着物を着た女性が並んでいる頃。

その最先端をいったのが「初代通天閣」です。

初代通天閣は隣接する新世界「ルナパーク」と言う遊園地と「ロープウェイ」で繋がっており、大変賑わっていたようです。



当時「初代通天閣」には「ライオン歯磨」のネオン広告があり、現在同様広告塔の役割も果たしていました。
また、入り口エントランスの天井画には「クジャク」が描かれており、現在の「2代目通天閣」にも同様に再現されています。

(画像参照:初代通天閣-Wikipedia)

と、この様な「初代通天閣」ですが、外観、存在、時代背景、全てにおいて「魅力的」です。
これをモチーフに作品を描きたくなるのはごく自然な事だと思います。
私が描いた作品名「手紙」には、「大阪大好き」と言う気持ちを伝えたく表現しました。

【作品のポイント】
  • 初代通天閣の背後には「天井画のクジャク」「遊園地の観覧車(当時は4個位の小さいサイズ)」
  • ロープウェイに「ライオン」
  • 「メリーゴーランドの白馬」の頭には「大阪市の花 パンジー」
  • 「白馬」を生きた馬にしたのは、当時「馬車鉄道」が走っていた事から
  • 通天閣の窓に「ビリケンさん」

  • 浴衣を着たお稲荷さんが食べているのは「たこ焼き」

  • お稲荷さんが着ている浴衣は「藍染」


作品説明
「孫とお祭りの帰りに通天閣の前を通ったら、馬が寄ってきて、ちょっと孫が怖がる」と言う場面。
明治時代=普段着に浴衣だった事から「将来爺さんになったら、浴衣着て孫とお祭りに行きたい」と言う個人願望も作品に取り入れました。

【さいごに】

「初代通天閣」が存在した事、「新世界とルナパーク」が存在した事を知ってもらいたく描いた作品です。

ギャラリーから大きいサイズで作品を見る事が出来ます。

是非作品をじっくりとご覧になってください。


この作品を機に、大阪・新世界・通天閣に興味を持って頂ければ嬉しいです。

作品の原画サイズは「四六判 1090㎜ X 788㎜」